通信制高校へ通う。何のために?

通信制高校やサポート校へ通うもう一つの意味

 

あなたは「なぜ高校をくらいは卒業をしたい」のですか?

 

これについて、はっきりと答えが出ましたか?

卒業できたらうれしいと思います。
小学校や中学校に行けなかったのなら、その喜びはより大きくなると思います。

しかし、私は何でもいいから卒業すれば良いとは思っていません。それは髪の毛ほども思っていません。なぜなら、卒業することは、一つの目標にすぎないからです。

 

小学校に通えなかった、中学校に通えなかった、でも、高校に通えた、というのが全日制の高校であれば、すごく良くがんばったんだねと、言ってあげられるのです。勘違いをしないでください。「全日制」だからいいのではありません。全日制に通えたから良くて、通信制がだめといっているのではないのです。そんなことではありません。

 

では、何なのかということなのです。

 

通信制高校を卒業したあとの進路を考えたとき、大学、専門学校、就職のどれをとっても、毎日、通わなければならないことは、はっきりしているのです。しかも、どれをとっても人間関係が発生します。

 

今まで毎日通うことが事情でなかなかできない、人間関係も通えないからうまくできないという方が、いきなり毎日通い、人間関係もうまくやっていく、ということには、あまりにもハードルが高すぎると思うのです。ハードルと言うよりは棒高跳びくらいのことになってしまうと思うのです。

それで、全日制だからというのではなく、毎日通う、その練習をしたのだということに、よくがんばったね、と言ってあげられるということなのです。

 

だから、通信制高校の週1日や月に1日コースで卒業資格が取れるのは、確かに利点も多いのですが、通信制高校に週5日コースで通ったり、週1日コースでも質問に行ったりすることは、卒業したあとの進路のためには、とても重要なことなのです。

 

通信制高校に毎日通うことができない場合は、サポート校を利用することもいいでしょう。少し費用がかかりますが、練習にはなります。

 

小中学校に通えなかった方にとって、通信制高校に通うことの意味は、単に卒業資格を取るためではななく、実は、卒業後の進路選択のための練習の場と考えて通うことにあるのだと私は思っています。

そうでなければ、高卒の学歴をとっただけで、動けないままになってしまうことになるのです。

 

というのは、高校を卒業してしまうと、そういう練習の場はほとんどないに等しい状態になっていまうからなのです。中学校には高校があります。しかも通信制高校という仕組みがまだ残っているのです。

 

ところが、高校を卒業すると、もう大学、専門学校、就職、どれをとっても通うための練習の場として考えることは難しいのです。通いたくて通っている、働きたくて働いている、だから、練習は出来ないのです。

 

通信制の大学がありますが、これは通信制高校とは意味が違います。本当に通う時間がない方が通信教育で学問をするためのものです。ですからスクーリングも通信制高校と同様にありますが、そこでは自分の意見を言うことも求められますし、一般の大学生として扱われるので、特別な配慮も何もありません。

 

ですから、無理をしてはいけませんが、通信制高校を上手に使って、高卒資格をとるだけでなく、卒業後のために、できるだけ多くの日数を通う練習をしていくことができれば、通信制高校もたいへん有意義なものとなると思います。

うまく使って楽しい高校生活にしてほしいですね。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。