「なんで勉強なんかするの?」

誰でも一度は、「勉強をしなさい」と大人から言われるものです。

一方で、「なんで勉強をしないといけないの?」と聞き返すと、はっきり答えてくれる大人はどれくらいいるでしょうか。

「将来役に立つから」

「良い学校に入って良い仕事に就くため」

あるいは、「みんなやっているから」「そういうふうに決まっているから」

どれも間違っていないかもしれないけれど、そう言われたからといってやる気が湧き起こってくるような答えではありませんね。

もちろん何かを学ぶことが好きだという人もいるでしょう。しかし大抵の人にとって勉強することはイヤなことです。ゲームやマンガ、スポーツなどの大好きなことをする前の、ワクワクする気持ちや、待ち遠しく感じる気持ちとは大違いですよね。

なぜ勉強をイヤだと感じるのかは、人それぞれ、いろいろ考えられます。単に退屈だとか、他にやりたいことがあるから、などがそうでしょう。しかし今回はそうしたところにはあまり触れないでおきましょう。問題は勉強のことを嫌う理由がどんな所にあろうが、勉強しなければいけない時期があるということです。

学校の勉強、受験勉強、資格のための勉強。こうした目的があるときには、嫌いな勉強でも、きちんと向き合わなければと思えてきます。しかし、たとえば「子どもの頃から、受験しなくちゃいけないと言われてきたから、なんとなく勉強する」、という気持ちでは踏ん張ることが難しい時期も出てくると思います。

そういう考え方では、勉強がしんどくなってきたときに、「なんで受験なんかしないといけないの?」、と考えてしまうかもしれません。これでは「なぜ勉強をするのか?」、という疑問が「なんで受験に?」「なんで成績アップに?」、といった疑問に形を変えただけです。

勉強期間中、つらいときでも踏ん張っていくためには、「自分はなぜ勉強をしているのだろう?」という疑問に答えられることは、大きな強みです。次回このことについて続けて考えてみましょう。