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不登校になったとき、学校や担任の先生がどのような対応をとってくれるかは、その時々違います。
多くの場合、学校に出席できない日数がしばらく続くと、担任の先生と電話でやりとりをして、その時々のお知らせや、課題のプリントなどを渡してくれるかもしれません。時には先生がお家まで、様子を見に来られることを希望されるでしょう。
ここまではどのような先生でもしていただけるかもしれませんが、ここから先で、違いが出てくるはずです。
そもそも、不登校になったきっかけが、個々のケースで異なります。クラスメイトと揉めた、いじめられた等の対人関係。家庭の事情が影響した。身体、こころの病気になった。また、保護者や学校はおろか本人自身も、なぜ学校に行かなくなったのかはっきり分からない場合もあります。
このようにそれぞれ学校に来ない理由も異なれば、生徒の性格もそれぞれ違い、家庭の側の姿勢も違う訳ですから、学校の先生としても、どのようにアプローチしていくのが一番良いのか、苦労するところかもしれません。
また実際にそれぞれの先生が不登校生に対して接する態度には、その先生の価値観やこれまでの仕事上の経験が強く反映されます。
ベテランの先生もいれば不登校生に接した経験の少ない先生もいます。不登校に対してじっくりと様子を見てくれる先生がいる一方で、あくまで学生は学校に登校するべき、というポリシーを持っている先生もいるはずです。
不登校生への学校の対応は、それぞれの生徒の事情と、対応する先生の姿勢に大きく左右されるため、マニュアル通りに進められるようなものではなく、個々の不登校生が学校の先生から受けられるサポートにはずいぶんと違いが出てきます。
次回に続きます。