さて、ゴールデンウィークが終わりました。
この時期のような、長期休み明けは不登校の子どもたちにとってチャンスである、とよく言うことがあります。
たとえば「ゴールデンウィークが終わったら、一度学校に顔を出してみよう」というように、気持ちの上で仕切り直すことが出来るかもしれないからです。
しかし、まったく逆のことが起こる場合もあります。
連休をきっかけに、学校に行けなくなる子どもたちがいるのです。
ゴールデンウィークが終わるにつれて、だんだん表情が暗くなり、そわそわして、不機嫌になったり泣いてしまったりする。ついには、明日から再開されると言うときになって、突然学校に行きたくない、と言い出す。
また、不登校だった子どもが、せっかく4月から学校に登校できるようになったと思ったのに、連休明けからまた不登校の状態に舞い戻ってしまった、といったケースだってありえるのです。
保護者の方は、「どうして、なんで?」と慌ててしまうかもしれません。
しかし、こうしたことは珍しいことではないのです。
子どもたちが連休明けに不登校になってしまうということも、子どもたちの目線になって考えてみれば不思議なことではないのです。
そこで 次回の投稿から、なぜゴールデンウィーク明けに不登校になる子どもがいるのか、順を追って少しだけ見ていくことにしましょう。