こんにちは^^
今日は節分ですね。
あちらこちらで恵方巻きが売られていました。
11日に大阪で開催する相談会まであと1週間となりました。
当日に向けて、準備を進めています。
(※相談会の詳細はこちらをご覧ください。)
相談会では、ご参加くださった方に「不登校経験者の方のインタビュー集」という小冊子をお渡ししています。
現在は元気に過ごされている経験者の方のお話を読むことで、今悩まれているご本人や保護者の方にとって、ほんの少しでもご参考になることがあればと願っています。
今回は、パーソナルアカデミーを卒業された男性お2人のお話を少しずつご紹介させていただきます。
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Aさん(男性・20代)、Bさん(男性・20代)のお話
Q. お2人はそれぞれいつ頃学校に行けなくなりましたか?
―A. 中2の終わりくらい。
―B. 中2の夏休みくらいからです。
Q. 動けなくなって、その時は完全に家にずっといる状態だったのですか?
―A・B. そうですね。
Q. そのときのお母さんやお父さんはどんな状態でしたか?学校に行けとか、ああしろこうしろとかは言われましたか?
―B. うちは特に何もなかった。思うことは何かあったと思いますが、あまり何も言いませんでした。
あまり学校に行けとも言わないし、行かなくてもいいよというコメントも特になし?
―B. そうですね。
―A. うちも母も父も行けとは言われなかったし、家にずっといることに対しても批判的なことは言われなかったです。
Q. 行けと言われなかったことは寂しくはなかったですか?
(親は)背中を押してくれない、というような。
―B. 完全な放置ではなく、心配してくれているのは分かっていたので(寂しくなかった)。―A. 僕は、そもそも学校に行くこと自体が嫌だったのですが、親は元気づけてくれて、色んなところに連れて行ってくれたので、その時は嬉しかったですよ。
Q. 学校に行け、というのではなくて、心配をしてくれて、もう行きたくないという思いを分かってくれて、あっちこっちに行ってくれたのが良かった?
―A. そうですね。
Q. よく、学校にいけなくなった当初、ご家族も心配になって、行って欲しいと思ったり、色んなことが出てくるのですが、一番親にしてもらって良かったことやこういう風に接してくれて良かったなと思うことは何かありますか?
―B. 必要以上に行けという催促がなかったのが良かったです。
全くの関わりがなかったわけではなく、裏で学校の不登校の子を持つ親の会に参加して積極的に動いてくれていたので、本当に心配してくれていたんだなぁと、良かったと思います。
―A. 僕の場合は、摂食障害やいじめが原因で行けなくなったので、自分がいっぱいいっぱいで、それに対して親はどうしようか、病院に行こうかと色々と手助けをしてくれました。でも、行きなさいとかこうしなさいという言い方ではなく、基本的には自分で決めさせてくれて、他にもこういう選択肢があるよと導いてくれる感じだったので、それは良かったですね。
Q. 逆に、親にこれをされてしんどかった、やめてほしかったなということはありますか?
―B. 基本的にうちは必要以上に踏み込んでこなかったので(あまりなかった)。
もし、こうされていたら嫌だっただろうなということがあるとしたら、踏み込んできて、ああだこうだと言われていたらしんどかっただろうな、と思います。
Q. 学校にいけなくなって、家にいることになってから、家では毎日どんなことを思っていましたか?覚えていることはありますか?
―A. 思っていたことは、僕は摂食障害だったので、食べることとか。
食べなくてはいけないと思っていた?
―A. いえいえ、痩せたいと思っていました。ひたすら痩せることを頑張っていました。1キロでも、100グラムでも。毎朝体重計に乗って、100グラム増えてる・・・とか。今考えたらアホらしいけれど、その時はそれが全てで、そのことしか考えていなかったです。
そのことだけに集中して、うつ的な感じで、こだわっていました。
Q. Bくんはどうですか?
―B. 考えていたこと・・・は何もなかったですね。
Q. このままいったら将来が不安やとか、漠然とした不安とかは感じていたかもしれないけれど、考えなかった?
―B. そうですね。
―A. 中学校とか高校1年の年代は、そのときは将来なんて漠然としていて考えられないし、どうしたらいいのかも分からないから、考えずに過ごしていた感じです。
Q. そういう生活の中で、実際にパーソナルアカデミーに来ることになりましたが、何がきっかけで動くことができたのでしょうか。動くことに対して不安があったり、また動けなくなったらいやだな、しんどいなとか思うこともあると思うのですが、まず、外に出てここにくることになったきっかけは何ですか。
・・・この続きは次回をお楽しみに。